内装業界の課題と展望

少子高齢化によって、住宅需要が減少

戦後から高度成長期にかけて、日本は住宅建築ラッシュに沸きました。しかし、バブル経済の崩壊後は徐々に下方に推移しています。今後は少子高齢化の加速によって、住宅建築市場全体が縮小していくと考えられています。

内装用製品の開発と販売でトップを走るヤヨイにとって、この変化は避ける事のできない難関です。ヤヨイの現在の主力製品は壁紙用の接着剤ですが、そもそもの壁紙を貼るシーンが減少すれば、当然製品の需要も減少します。この変化の波をどのように乗り越えていくかが企業としての課題です。

多様な課題を抱える内装業界

更に、内装業界固有の課題もあります。例えば...

①職人の高齢化

質の高い仕事ができる職人さんが高齢化しており、後継者が少ない。

②日本人の固定概念

壁紙を気軽に貼り替える文化がない。壁は白いものという固定概念が根強く、様々な色柄の壁紙があまり使われない。

内装業界の明るい未来を切り拓く

変化の波をうまく捉えて更なる発展を遂げるには、ブレイクスルーが必要です。例えば下記のような方向性が考えられます。

①よりよい製品の開発

職人さんがより速く効率的に施工ができるよう、製品を更に改良・新開発する。

②内装業界の若者・女性の進出を応援

③ライフスタイルの啓蒙

気軽に壁紙を貼り替え楽しむスタイルを提案、訴求していく。